『ボランティアリーダー塾 2/4(土)~5(日)』 レポート

 

さあ、待ちに待ったふるる函館『ボランティアリーダー塾』がやってきました!

去年の5月に情熱あふれる学びを伝えてくれた北見靖直さん(独立行政法人国立青少年教育振興機構 指導主幹)を再びふるる函館へお迎えし、今回はなんと大雪青少年交流の家スタッフの石川恵理さんも加え、充実の講師陣と共に2日間を過ごしました。

今回のボランティアリーダー塾では、青少年や子どもの体験活動のボランティアリーダーとして、大切な6つのチカラを学ぶ2日間です。

気持ちに寄り添い、支援できるチカラ
さまざまなシチュエーションで対応できるチカラ
楽しませることのできるチカラ
メッセージを与えることのできるチカラ
安全と安心を守ることのできるチカラ

●北見さんから参加者に、たくさんの大切なキーワードがプレゼントされました!
自身の強み・弱み、そしてポジティブな感情もネガティブな感情も、自分だと受け入れられる、つまり「自己肯定感」を高めていくことで、「自己有用感(自身の存在意義)」を感じ、「自己決定力・選択力(自ら決定・選択する力)」が身についていく。
ボランティアリーダーに必要な力は、子どもたちの自己肯定感を高めるための「支援力」「現場力」「チーム力」。実際の体験プログラムを想定して、その場面で・どの力が・どのような手法で発揮できるかをみんなで考えを深めていきました。

     

●石川さんからは、主にリスクマネジメントの講義です!体験プログラム中に起こりうる病気・怪我・症状を想定し、傷病者役と対応役の二人一組になって、デモンストレーションを行いながら、最低限持ち歩くべき救急グッズや応急処置について教えていただきました。
普段から、もしものときへの備えをし、何か起こったときのイメージトレーニングを重ねることが大切ですね。

   

 

今回の研修では、食事の時間も大切な実習時間です。
「カレー作り」「サラダ・デザート作り」「会場設営・装飾」の3チームに分かれてスタート~!

  
  

どのチームも「声かけ」「アイコンタクト」「役割分担」、そして「笑顔」が光っていました。子どもの体験プログラム内での調理は、包丁の使用や火の扱いなど、危険も伴う時間です。実習を通して感じたことは、ボランティアとして必要な、大切な感覚であると体感できた時間でした!

 

そして2日目の朝は、モーニングエクササイズとして、立待岬まで日の出を見に行きました!
この日は晴天。本当に美しい朝焼けでした。雪の中、みんなで朝陽をみながら、それぞれ何を感じたのでしょうか?

 

ボランティアリーダー塾の締めくくりは、参加者全員の「アクション宣言」です。研修で学んだこと、そしてそれを「ボランティアリーダー」としてどう活かしていきたいかを、それぞれ書き出していきます。それをもとに、一言、アクション宣言です!

               

この一泊二日の研修で仲間と得た感動を通じて、参加者のみなさんはボランティアリーダーとして素晴らしいアクション宣言を掲げてくれました!子どもたちが成長していける場づくりをしていく仲間の、中心的役割を担うボランティアリーダー。今回晴れてボランティアリーダーとなったみなさんは、ふるる函館での活動はもちろん、今後さまざまな場所で大活躍間違いなしですね!!

ふるる函館では、子どもたちが成長していける場づくりをしていく仲間を随時募集しています!!ボランティアとしての時間は、子どもの成長を支援するばかりではなく、わたしたち大人が子どもたちから学びを得る機会がたくさんあります。ボランティア募集に関してはふるる函館のHPに更新していますので、要チェック!!
http://fururu.or.jp/2016_event/2016_1225_volunteer.htm

ふるる冬キャンプレポート

おはようございます。ふるる函館でございます。

1月28日~29日に「ふるる冬キャンプ」を開催いたしました。
ご参加いただいたみなさんありがとうございます。
今年の冬は暖かくなったり寒くなったりと気候的に不安定ですね。
冬キャンプ開催前日にも雨が降ってしまい、雪の状態が心配でしたが
おかげさまで無事、予定通りプログラムを実施できました!

今回の冬キャンプのテーマは雪合戦!
それも、国際大会で使用されるルールを適用しての競技雪合戦です。
そう、雪合戦には国際大会があるんですよ…
参加者の皆さんも、そのことに驚いていたようでした。

まずは、雪に慣れるために中庭でレクリエーションに挑戦。

 シャッターが間に合わず走者がフレームアウトしてしまいました。はやい。
コントロール練習の雪玉的あて、雪上を走るソリレースなど、そのすべては雪合戦のための訓練でした。

休憩の後は、いよいよルールを聞いての練習試合です。
試合時間は3分、その間に雪玉をぶつけて全員アウトにするか、相手チームのフラッグ(旗)を奪えば勝利です。
練習試合で使用したチームフラッグ。
みんな一度は遊んだことのある雪合戦ですが、公式ルールという「縛り」に、はじめは戸惑いがあった模様。
ですが、実際にやってみるとだんだん攻め方がわかってきたようで、動きが戦略的になってきましたよ。
その調子で、明日の試合がんばってね!

夕食の後は、試合のためのチームフラッグづくりと作戦会議です。

公式の雪合戦は旗を奪い合う競技です。自分たちのチームフラッグがあると気合も入ります。

みんなで図案のデザインを相談して旗に絵を描きました。
そのあとは、試合のための作戦会議です。

公式ルールは勝利条件のほかに、戦略を練るために大事なルールがいくつかあります。
例えば、①メンバー構成がフォワード(前衛)とバックス(後衛)に分かれ、
フォワードは自陣のバックラインから後ろにさがることができないこと。
②自軍の雪玉がバックラインの後ろにセットしてあること。
③雪玉は、試合開始時に用意してある90個以外は使用してはいけないこと。
(相手が投げた雪玉を拾って投げ返すとアウトになってしまいます。)
そのため、バックスがフォワードにうまく雪玉を供給できなければ、フォワードは攻撃手段がなくなります。
(国際試合では、直接バックスを狙う戦略もあるようです。子どもの試合だとそこまで雪玉が届きませんが…)
 雪玉がないフォワードは、敵陣に特攻して旗を取るしか勝つ方法がありません。

攻撃に出る人、旗を守る人、雪玉を供給する人…
開始直後にどこに何人スタンバイするかで戦略が変わってきます。
昼間の練習試合の経験を元に、それぞれ役割を決めて、2日目の試合に挑みます。楽しみですね!

2日目、いよいよ本番!雪合戦ふるる杯が開幕しました!
フィールド中央にあるセンターシェルター前に整列して挨拶!5チームのリーグ形式での総当たり戦です。

雪玉2個を持ってバックラインの前にスタンバイしたら、ホイッスルが鳴り響いて試合開始です!
赤ヘルメットと青ヘルメットに分かれて戦います。
みんなよく飛んでくる雪玉を避けていました。すごい…
 やはり試合は白熱しました!

試合待ちのチームは雪玉製造と審判を担当しましたが、他のチームの試合を見て戦略を練り直したり、
雪玉を作りながら作戦会議を続けていたようです。
 緑色のヘルメットは審判と決まっています。

青い器具が雪玉製造機です。うまく作ると綺麗なまん丸雪玉ができます。

試合が終わったら、お互いの奮闘を称えて「ありがとうございました!」の挨拶で試合を締めました。
これぞスポーツマンシップ。


優勝チームおめでとう!
公式雪合戦をみんなで楽しんだ2日間でした。
ぜひまた機会があったら挑戦してみてくださいね!
(ふるるスタッフもやってみたいと評判でした)

最後になりましたが、今回の「冬キャンプ」開催にあたり、
用具一式をレンタルしてくださった国際雪合戦連合さん、本当にありがとうございました!