こんにちは、ふるる函館でございます。
5月14日(土)~15日(日)にかけて、ふるる函館では「ふるる函館わくわくキャンプ 函館山を知ろう!」が開催されました。
市内と近郊の小学校から25名が参加し、函館山に詳しい講師の方3名をお招きしてのイベントでした。
当日は天気に恵まれました。温かい日差しと程よい風の中、まずは函館山に登ります。
ここから宮の森コースに入ります。道の両脇にはニリンソウがたくさん。杉林の根元にたくさん咲いていました。
…ニリンソウと一緒に、葉っぱがよく似たトリカブトもたくさん…こちらは秋になると花が咲きますが、今は葉だけ。
杉は背が高いのでまさに森の中という雰囲気でした。
杉の足元にはオニシダがたくさん茂っています。
この辺りにはちらほらミヤマエンレイソウ(白)、コジマエンレイソウも
小さなクルマバソウ(車葉草)もこっそりエンレイソウの隙間から咲いています。
在来種のタンポポもひっそりと生息。増えてくれればいいですね。
ここから、今度は旧山道コースへ入ります。いい日差し!
「今ここ!」所々に案内板が立っているので、現在位置の確認ができます。
旧山道コースの植物はこんな感じ…
左から、オオカメノキ、シラネアオイ、ムラサキケマン、ヒトリシズカ、ミミナズナ。
五合目を超えたあたりから、少し見晴らしがよくなってきました。
旧山道コースから、八幡山、牛の背山を通って千畳敷を目指します。
もうすぐですよ!市街地をちょうど真ん中あたりから見渡せる場所に。
写真下、木の繁みの隙間から、出発地点のふるる函館がちらっと見えます…。このあたりの山側で、先行していた女子チームが子狐を発見。さすがに写真を撮る暇は与えてくれませんでした…
もうほとんど咲き終わっている中、ひとつだけエゾエンゴサクが残っていてくれました。
ここで少し珍しい花も発見。二輪草の変色種であるミドリニリンソウです。普通の白い二輪草に混ざって、時々姿を現します。
いい景色ですよ~
お天気がいいので、千畳敷から御殿山の向こうに駒ケ岳が見えます。
さ、夕食の時間に間に合うように、急いで帰りますよ!
千畳敷から七曲りコースをくだります。
千畳敷にはハルザキヤマガラシ。
七曲りコースには、珍しいヤマシャクヤクのつぼみがありました。車両道のわきにはオオバユリの種のあとも。
何とか夕食までにはふるる函館に帰ってくることができました。
夕食後は講師の先生から、函館山の裏側を写真で見せていただきました。
穴間や寒川など、今は知らない子も多いのではないでしょうか。
昔は函館山の裏側に人が住んでいたということにびっくり。
2日目は、木の札に絵を描いちゃいますよ!
1日目に函館山で見たものをもとに、講師の方からお借りしている図鑑を参考にします。
みんな上手です!
最後は色付けした上から防水コーティングして完成。
キーホルダーにも、壁飾りにもいいですよ。
山登りは疲れたけど、今度遠足などでまた函館山にきたら、
今度は参加者のみんなが学校のお友達に函館山のことを教えてあげられるとかっこいいね!
充実した2日間になったと思います。みなさん参加してくれてありがとう!